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上品な艶を“薄く残す”——私がパウダーファンデに戻った理由

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朝の鏡の前で「今日はきれいに仕上がれ」と小さくおまじない。30代になってから、リキッドのツヤが時々テカりに見える日が増えて、昼には小鼻のまわりがベタっとして、頬の毛穴にファンデがたまるのが悩みでした。そんな私が思い切ってパウダーファンデに戻ってみたら、“粉だから乾く”という思い込みがきれいに裏切られて、上品な艶(サテンっぽい光)が残る仕上がりに。そこから気づけば何度もリピートしています。
使い方はとにかく「薄く・面で・止める」。下地で肌を整えたら、スポンジの片面に少量だけ取り、いちばん見せたい頬の高い位置にサッと置いて外側へすべらせます。Tゾーンはスポンジに残った分で十分。近くで見ると素肌感が残って、離れて見ると清潔感が増す——このさじ加減が、職場の蛍光灯でも好印象に見せてくれると感じています。
化粧直しも気楽になりました。ティッシュで余分な皮脂を軽く押さえたあと、同じファンデをひと撫で。重ねても濁らないので、会議前に席を外しても数十秒で戻れる。マスクをつけ外ししても、剥がれたところだけすぐ補修できるから、鏡を見る回数がぐっと減りました。
このファンデをリピートする決め手は、ツヤの質感と時間経過のきれいさ。微細な粉体が光をやわらかく散らしてくれるのか、ギラつきではなく“内側からにじむ”ような艶に見えます。午後の小鼻も、完全マットではなく“ちょい艶”で留まるから、テカりを味方にできる感じ。厚塗りしない分、崩れ方も穏やかで、直しが早いのも大きいです。
失敗から学んだ自分ルールもあります。下地は保湿はするけれど薄膜でサラッと仕上がるタイプが相性良し。スポンジに取った粉は一度ティッシュでオフしてから頬の高い位置へ。仕上げに何も付けていない大きなブラシで全体をひと撫ですると、粉感がふわっと消えて上品さが増します。気になる赤みやクマは、先にコンシーラーを“点”で置いてからパウダーを薄く。全部をファンデで隠そうとすると一気に厚ぼったく見えるので、足し算は最小限にしています。色選びは首基準。明るすぎると艶が白浮きに見えやすいから、半トーンだけ落としてブラシで透けさせるのがちょうどいい。
写真を撮る日や長時間のオフィスデー、荷物を軽くしたい外回りの日ほど、このパウダーファンデに手が伸びます。コンパクトと小さなミラーだけで完結する身軽さは、忙しい平日の味方。微細パールが“パール感”として目立たないところや、黄み・赤みのニュアンス違いが選べる色展開も、くすみが出やすい30代の肌に合わせやすいポイントでした。
よく聞かれる乾燥については、朝の保湿を“べたつかないジェル→軽い乳液”に切り替えたら解決しました。粉が悪いのではなく、下地の油分バランスで仕上がりが決まることを実感。カバー力は“必要なところだけ点で足す”運用に変えたら、素肌のツヤを残しながら上品に整うように。私に刺さった言葉は「ツヤは“のせる”より“残す”」。余分な油分だけ取り去って、肌本来の光を邪魔しない。そう考えるようになってから、ようやく“上品な艶肌”に近づけた気がします。
完璧なフルカバーより、「今日は調子いいね」と思える回数を増やすこと。朝のひと塗りで背筋が少しだけ伸びるなら、それだけで私にとっては充分な魅力。だからまた、ケースが薄くて鏡が見やすい同じコンパクトを手に取ってしまうのです。
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